短期集中で書いていきます。函館ダート1700m攻略!

前回は4コーナー時点で先頭に立った馬の回収率が非常に高いと言う事を紹介しました。

今回は「枠」について話したいと思います。

スタンド前直前の入り口からスタート。スタートから1コーナーまでの300mは下り坂で東京の様に芝スタートではなく、ゲート時点からダート。

こう書くと内枠の方が有利だと思いますが、実際にはどうなっているか?調べてみました。

期間は前回と同じく2010~2015年の函館ダート1700mの枠別成績です。

勝率 連対率 複勝率
1枠 6.1 16.8 24.6
2枠 10.4 16.2 30.1
3枠 7.6 16.6 23.3
4枠 9.5 16.5 23.9
5枠 7.4 17.3 26.0
6枠 7.0 14.5 21.4
7枠 8.5 17.1 25.2
8枠 9.4 17.6 25.9

単回収率 複回収率
1枠 36.6 60.3
2枠 58.6 81.7
3枠 73.0 70.0
4枠 138.1 70.7
5枠 55.2 87.0
6枠 101.0 67.9
7枠 98.5 82.8
8枠 66.7 79.2

一番良かったのは2枠。唯一勝率が10%、複勝率が30%超え。逆に最内枠の1枠がイマイチ。1枠だと外から被されたらそこから挽回するのは厳しい事が原因でしょう。その分2枠はそういうリスクが少なく、克つ最短距離を通る事ができる事が大きいのでは?

次にいいのは4枠と8枠。4枠は2枠と同じ理由である事と、ゲートの後入れと言う面でも3枠と5枠より成績がいいのでしょう。

8枠は距離ロス以上に揉まれずに不利なく競馬が出来るのが大きいのは、他のダートコースと同じ考えでいいと思います。

最後に、4コーナー先頭に立った馬の枠別成績を調べてみました。

勝率 連対率 複勝率
1枠 28.6 50.0 67.9
2枠 41.7 44.4 66.7
3枠 25.0 56.3 62.5
4枠 41.7 62.5 72.9
5枠 32.0 54.0 74.0
6枠 28.9 44.7 60.5
7枠 44.2 67.3 76.9
8枠 34.9 47.6 68.3

単回収率 複回収率
1枠 121.4 133.6
2枠 222.5 145.8
3枠 291.3 201.9
4枠 473.3 177.9
5枠 171.8 201.6
6枠 360.0 173.7
7枠 483.3 206.7
8枠 198.3 228.9

2枠と4枠は予想通りでしたが、8枠は枠別成績からみると低い成績。回収率も他と比べるとイマイチですね。逆に言えば外枠は4コーナー時点で先頭に立てなくても巻き返せる可能性を秘めた枠とも言えそうです。

2枠と4枠で4コーナー先頭に立てそうな馬が居そうなレースは人気、これまでの成績を無視しても抑えておきたくなる数字だと思います。これは覚えておいて損はないでしょう。

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